2012年1月17日火曜日

時事ドットコム:インド初! スーパースポーツカー「AVANTI」デビュー!

(このページの記事はGQ JAPANから提供を受けたものです)

インド初! スーパースポーツカー「AVANTI」デビュー!

 1月初めに開催されたインドのモーターショー「デリーオートエキスポ2012」で、インド初となるスーパーカーがデビューした。地元インドのデザインスタジオ、DC designが出品した「DC AVANTI」がそれ。なんと市販予定という。

フレームは鋼管をハンドメイドで溶接したスペースフレーム構造。全長4623mm、幅1967mm、高さ1213mmというから大きさとしてはプリウスより少し長く、だいぶ幅広く、背が低いという感じだ。〈DC design/DC design www.dcdesign.co.in〉

 アジアで今、中国と並んで猛烈な経済発展を遂げているインド。アストンマーティンやブガッティといったウルトラ高級車から"20万円カー"として知られるタタnano(ナノ)まであらゆるクルマがインドマーケットで販売されており、日本のスズキが30年以上も前の1981年からインドに参入して50%以上のシェアを誇っていたり、イギリスBBCの著名自動車TV番組のTopGearがインド版雑誌をリリースするなど、経済の発展と同時にモータリゼーションも急速に発展しつつある。

 モータリゼーションのひとつの華はスポーツカーだが、実はこれまでインドが自国でスポーツカーを開発し、販売したことはなかったという。そこについに登場したのが「DC AVANTI(アバンティ)」というわけだ。

 背の低さとそのエッジを強調したデザインはなかなかな迫力だ。エンジンはフォード製をベースにチューンナップしたもので2,000ccにターボで最高出力は240psという。スーパーカーというには少々パワースペックが寂しいが、スタイリングはスーパーカーそのものだ。

 このDCデザインはGMデザインセンターを卒業したデザイナーDilip Chhabriaが1983年に設立したデザインスタジオ。プロトタイプカーのデザインや製作を中心にビジネスを行い、最近ではポルシェ、アストンマーティンといったスポーツカーやVW、ホンダなどのカスタマイズも手がけている。同社はこの「DC AVANTI」を2013年第4四半期までに量産開始し、300台を生産する予定とアナウンスしている。

 ちなみにアンヴェールはインドNo.1のウルトラスーパースター、アミターブ・バッチャンが行ったという。バッチャンは石原裕次郎と長嶋茂雄と木村拓哉を足したような存在の人気俳優。インドの気合いが感じられる。「DC AVANTI」は世界が注目するインドのモータリゼーションの発展そのものを象徴する存在といえるだろう。

DC AVANTI http://www.dcdesign.co.in/avanti1.html

Text: Toru Mori @ tsunagaru Inc.

2012年01月12日

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