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佑ちゃん、開幕決定!"もってる"力に賭ける(オープン戦、日本ハム4−4ヤクルト、3日、札幌ドーム)佑ちゃんに託す! 日本ハム・斎藤佑樹投手(23)が3日、ヤクルトとのオープン戦(札幌ドーム)に先発し、5回8安打2四球3失点(自責2)だった。毎回走者を背負う苦しい内容だったが、栗山英樹監督(50) は大崩れしない斎藤の"もってる"力に賭け、30日の西武との開幕戦(札幌ドーム)での先発起用を決断した。入団2年目での大役へ、あとはオープン戦で好結果を出すだけだ。
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"佑ちゃんフィーバー"から1年−。昨年の本拠地初見参とほぼ同じ1万6475人の観衆が集まった札幌ドーム初戦。大きな意味を持つマウンドを終えた斎藤に笑顔はなかった。
「久しぶりの札幌ドームで緊張感もあったし、最初は体が思うように動かなかった」
一回、上田の左翼線二塁打と田中の二ゴロでいきなり一死三塁。ミレッジに四球を与えてピンチを広げると、続く畠山には右すねを強襲され、先制適時打を許した。三回には味方の失策も絡んで2失点。MAXは141キロ止まり。結局、5回8安打3失点に終わった。
30日の西武戦(札幌ドーム)での開幕投手への試金石と位置づけられた試合。栗山監督の構想は、圧巻投球で周囲を納得させての大役任命。だからこそ「5回2安打」の高いノルマを課した。そんな指揮官の青写真は崩れたかに思えたが、そうではなかった。
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「先制点は全然ダメでしょ」としながらも「でも、(一回に)あの点の取られ方の後で1点だけで終わるのが斎藤佑樹。あそこで踏みとどまるのが佑樹らしさ」と粘りの投球をたたえた。序盤に打球直撃という不運がありながらも、最終的には試合を壊さない斎藤の"もってる"パワーを再確認。さらには「球自体は良くなってきている」と評価し、開幕戦での"心中"を決断した。
監督就任当初から、斎藤に対しては日本ハムを背負う存在として大きな期待をかけてきた。絶対的エースだったダルビッシュが抜けた今、チームの柱になるため、あえて大舞台を経験させたいという栗山監督の"親心"でもある。昨季、西武戦は3試合で2勝0敗、防御率2・45という好成績をマークしているのも、決断を後押しした。
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4日のヤクルト戦には3年連続2けた勝利の武田勝が先発する。実績では昨季6勝6敗の斎藤を大きく上回るが、だからこそ栗山監督は「(武田)勝とケッペルの投げる試合は絶対に勝つと計算したい」と何度も話しており、両投手を相手のエース級以外の投手にぶつける考えも根底にあるようだ。
「求められたこと(無失点)に応えられなかったのは、すごく悔しい。去年の今ごろよりは手応えはあるので、もっとスッキリした形でシーズンに臨みたい」
入団2年目での大役へ−。斎藤は決意を新たにした。残りの登板は3試合程度。内容がパッとせず、栗山監督が決断を翻意−ということがないように、次こそ"開幕投手"にふさわしい投球を披露するしかない。(湯浅大)
2:風吹けば名無し:2012/03/04(日) 05:28:13.58ID:KSC595n0
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